その灯ぐらし

オタ活日記サイト
No.84

2020/07/06(Mon)

悲しいゲームを終えた話

拍手ぱちぱちありがとうございますー!!日記見に来てもらえるのめっちゃ嬉しいです!!
こっちは見られてないだろうなーとは思うんですが、ゲームの感想をフォームからくださった方もありがとうございました!わざわざサイトから送ってもらえるっていうことも含めて大変に嬉しいです…!

いつの間にやら2020年の上半期が消し飛んでてつらい。すっかり蝉も鳴き始めてるし、やたら暑いと思ったらもう完全に夏だった…。

全体的に評判は微妙だけど好きな人は好きだと思う、みたいな感じのコンシューマJRPGを、挿入歌がすげー気に入ったから、という理由でやってみてたんですが、うん……。
クリア直後の今、アマプラで曲だけ聞いてるのが正解だったんだな……という気持ちしかなくて、とてもつらい。このゲームをクリアして良かったことは、もうこのゲームをやらなくて済むということだけです……。

以下ぐちぐちした愚痴しかないので注意
文中ではゲーム名は一応伏せてるしねたばれもないけど他の真っ当なゲームへの飛び火を防ぐためにタイトル書いておくとカリギュラオーバードーズ!おまえの話だよ!!畳む


プレイ時間の8割はクソ広いスカスカコピペダンジョンでいかにしてエンカウント避けるかのイライラ棒を強いられていた…曲がなかったら最初のボスに辿り着くまでにキレてやめてたと思う。低予算なら低予算で見合った分量にすりゃいいのに無意味に引き延ばすのやめてくれ…。サブクエのボリュームとか一周回って最早ギャグだよ…拷問かなんかか?
Switchのソフトでこれほどエラー落ちが頻発したのも初めて。処理落ちからの垂直落下って感じだったので敵が多い地帯とかボス戦は毎度いらん緊張感がすごかった。エラーへの対処としてとりあえずセーブポイントが山ほど設置されてるのが端的に頭悪すぎて泣けてくる…。
でかいルート分岐があるんだけどもう回収する意欲が一ミリも湧いてこない……からいいや……。UIもダンジョン設計もシナリオも揃ってここまで酷いの久しぶりに食らったわ…。これで完全版だとかマジでどういうことなんだ。曲と絵柄と声優さんたちの演技はよかったけどそれはこのゲームのよかったところにはカウントされない…。戦闘システム自体は面白かったけどダンジョンがあれじゃ帳消しどころかマイナス五千点くらいだよ

歌はどれも本当に素晴らしいんだけど、挿入歌を採用することへのゲームそのものの掘り方が雑過ぎるせいで実際有名コンポーザーによる客寄せにしかなってないというか、挿入歌としての本領を最低限レベルしか発揮できてなさそうなのもつらい…。作中でキャラが作った設定の歌を流すことの大きさをもっと考えたほうがいい…単なるかっこいいBGM流すのとは全然意味合いが違うんですよ…。仮にもひとの自己表現を片手間の道具みたいに軽く扱いやがって…せっかく曲自体にはキャラの濃くて素直な心情が反映されてるのに、しかも作中でも曲を聞かされてるのにそこにある気持ちは一切汲み取られないし、作ってる設定の側も聞いてる側も歌ってる子も含め作中の誰も本気で音楽を表現だと思ってるように見えない。マジで歌というものをなんだと思ってやがるんだよ 曲を売りと世界観の主軸に据えといてこれってのが……。

キャラ個別シナリオは中盤くらいまでは面白かったんだけど、多種多様なそれぞれの悩みに対して主人公側の示す助言?がどれもテンプレ正論一辺倒で、見れば見るほど醒めてしまった感じだった…正解の選択肢えらばないと先に進まなくなるから答えは強制みたいなもんだしなあ。結構繊細で重い話も多いのに鬱は甘えみたいなノリorクソ寒ギャグで来られてもちょっと…。珍しい種類の悩みも取り上げてたんだから、ありがちなテンプレじゃなくてちゃんと制作側の考えたひとつの答えを示そうとしてほしかった。正論って話聞いてなくても言えるし何も考えてないとしか思えんやんけ…。考えた結果として答えがありきたりなものになるのは何の問題もないけど、そもそも自分の頭で考えてないのはだめだ。その薄っぺらい答えしか正解として認められない展開が続いて、主人公側を冷めた目でしか見れなくなった。そんなんで納得する相手のキャラに対してもお前本気でそれでいいの?って思っちゃうし、キャラゲーなのにキャラに肩入れできなかったらもうどうしようもない…なかった…。キャラとのLINEは個性出ててすごくよかったのになあ。
あと人の容姿とか置かれた環境とかについて、本筋でもそうでもない場面でも軽々しく罵倒するのは普通に引く。理由があってキレてるのは構わないけど、そういうのじゃないどうでもいい場面でもちょいちょい挟まるのがマジな感じでヤバい…。

全体的に中学生が親御さんの監督を受けずに思い付きだけでつくっちゃったような取っ散らかり方だったな…。かっこよくてウケがよさそうな要素はいっぱいあるけど何が最もしたかったことなのかは何もわからん。上っ面だけでぜんぶが雑…。低予算を簡単な工夫や気遣いで補おうという気配さえも感じ取れない。いや~身につまされるな~(白目)
うーーん罵倒の言葉がいくらでも出てくる!やめよう!はいはいこの話はやめやめ!!もう丸ごと記憶から葬ろう!

いや、わたしはただ無性にJRPGがやりたい気分だったんだ……でもそれなら#FEをカタチケで買えばよかったんですよ…!すっかり忘れてた自分が愚かなだけだよ…。
しかもよりによってグノーシアとかいう稀有な完成度のゲームをやった直後だったので落差がひどすぎてしにそう 腹いせというか八つ当たりにsteamのサマーセールで積みゲー買い込みそうになっててアカン…これ以上罪を重ねるのはアカン…!でもReturn of the Obra Dinnが安いんだよお…ずっと気になってたスターデューバレーも安いの… 私は今ゲームとして面白いゲームがしたいの……(現実逃避)

好きじゃないものの話は基本しないようにしてるんですが(何故なら私が読み返したくないから)スッと見なかったことにするには地雷力が高くて、なんでこんなに腹立たしいんだろう…って思ったので珍しく書き殴ってみた。書き出したら感情ごとけっこう整理できた気がする…。私の好きなものとか大事だと思うもの(キャラソン的な歌とか個別コミュとか)が要素として取り込まれてるのにそのどれとも真面目に向き合ってるように思えなかったからだろうな。悲しい。
でもなんか挿入歌の扱いで自分がこんなにキレられるとは思ってなかった…これが長年キャラソンに浸かってる成果か…。
テンプレ正論が嫌いなのは元からだけど最近けっこう自覚的に嫌いですね。正しいとか間違ってるとかいうワード、二次にしろ一次にしろなんか書こうとするとだいたい無意識に出てくるから、正誤とか善悪はわたしの根本的囚われのひとつなんだろうな~……。論として正しいだけの正論は嫌いだけど、正しいものごとそれ自体のことは好きだよ。私の思う正しさはまぶしさとだいたい同義だよ。つらい。性癖だこれ。まあコンプレックスと性癖も同義みたいなもんか…。
こういうのって二次だとそんなでもないんだけど一次創作的なもので自覚しちゃうと直視しがたくてつらい。一次創作ってなんか、こんなの結局自分の顔で福笑いしてるだけなんじゃないか、みたいな恐怖がずっとあるんだよなあ…。いまだに全然踏み込みの加減がわからなくてびくびくしてる。つくったゲーム2本はそもそも立ち絵をお借りしてるし、こういう言い方すると語弊があるけど、そんな深くまで魂削ってつくりました!みたいなアレでもないんでいろんな意味で大丈夫だと思ってるけど。お互いに娯楽ラインに留められてるというかなんというか。
まあでもそれも創作としてどーなんだろな~…。基本的に二次の人間だし、今までやってきて魂削れる感触があるのもやっぱり二次創作のほうなんだよなあ。音カミュでももっとそのくらい踏み込めるものを書きたいな…自分の解釈との加減を見ながらだけども。でもあんまり気にしすぎないほうがいいような気もする。
ゲ制はやっぱり完成したものを広々したおそとのインターネットに置いてこないといけないのが地味にしんどいというか…二次みたいにコンテキストがないゆえのダイレクトな怖さもあるし、それと同時に、普段ひとりで好き勝手してるぶん、反応もらえそうな機会だと気にしすぎちゃうんだなーってわかった…。今ぐらいのゲームでこんな感じとなると、そういうところに魂削ったようなもんをぽんと置いとけるような自信は正直あんまりないな…少なくとも今はないや。そういうもんが一次で私につくれるのか、つくりたいのかもわからんけども。公開からそこそこ経ってようやく落ち着いてきたのでこれからはちゃんと適度な距離をとっていきたい。
結局は自分がつくりたいからつくっているのであって、反応いただけるのは本当にありがたいけどそれは副産物なんだよなー……。もっとゆっくり内省してえなあ。結局あらゆる解決策は考えることの先にしかない…何百回わかっても忘れるな…。

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